大腸ポリープを切除したことがある方へ
今までに大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)を受診されて、大腸ポリープを切除したことのある方はいらっしゃいますか?
大腸粘膜上に形成されるイボのような突起状に盛り上がっているこぶの総称を大腸ポリープと言います。この大腸ポリープは、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープの2種類に分類され、腫瘍性ポリープには、癌化する腫瘍が含まれています。大腸がんの殆どの場合が、この腫瘍性ポリープが成長していったものと言われています。
腫瘍性ポリープは再発しやすい傾向にあります。過去に大腸ポリープを切除した経験の有る方は担当医師とご相談のうえ、定期的に大腸カメラ検査を受診して経過観察を行ってください。遺伝や体質によっては、大腸ポリープが形成されやすい方もいらっしゃいます。過去に大腸ポリープ切除を経験された方や、ご親族で大腸がんに罹患された方がいる場合は、注意が必要なので定期的に大腸カメラ検査を受診してください。
大腸ポリープの検査方法
大腸ポリープは殆どの場合が無症状で経過が進んで行きます。大腸ポリープの検査方法としては、「便潜血検査」、「大腸カメラ検査」となります。
便潜血検査は2日法がよく採用されておりますが、任意の2日間で検便を行って頂き、便中への血液の混入の有無を検査します。便潜血検査は簡単に受けられるのと、低コストで受けられるので、各自治体が行っている大腸がん検診や会社の企業健診など幅広く普及しています。しかし、便潜血検査は大腸ポリープに対する感度が決して高い訳ではないです。便潜血検査で陰性と指摘されても、大腸カメラ検査を受診して大腸ポリープが発見されることも多々あります。
大腸カメラ検査とは肛門から先端にカメラのついたスコープを挿入し、大腸の全域を直接観察することができる検査です。つまり検査の精度で言うと、大腸カメラ検査の方が感度が高いです。
我々の身体・体調は日々変化しています。過去に大腸カメラ検査を受診して、異常が見られなかったとしても、数年後に大腸ポリープが観察されることも多々あります。過去に大腸カメラ検査を受診したからと安心せず、医師と相談のうえ、定期的に大腸カメラ検査を受けるよう心掛けてください。
当院の大腸カメラ検査
当院では消化器内視鏡専門医が大腸カメラ検査を専門的に行っております。大腸カメラ検査を受けられる皆様が、苦痛に感じることなく快適に検査を受けて頂けるよう、スタッフ一同協力しております。
当院の大腸カメラ検査の特徴
- 消化器内視鏡専門医による大腸カメラ検査
- 女性医師による大腸カメラ検査
- 鎮静剤で眠った状態で受けられる大腸カメラ検査
- 院内で下剤が飲めるお部屋を複数完備
- 下剤を飲まないで受けられる大腸カメラ検査
- 土曜日曜も大腸カメラ検査を実施
- 朝8時からの大腸カメラ検査を実施
- 1日で胃カメラ検査と大腸カメラ検査が受けられる
- 日帰り大腸ポリープ切除を実施
- 新規開業したばかりの綺麗な院内での大腸カメラ検査
- 感染対策を徹底した院内で大腸カメラ検査
- 各種クレジットカード、各種交通機関ICでのお支払いが可能
- WEBで大腸カメラ検査の事前診察予約が可能
当院で大腸カメラ検査をご希望される方は、まず外来診療を受診してください。その際に検査前の準備事項、下剤の飲み方などを説明致します。その他ご不明点等がございましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。
文責:金沢消化器内科・内視鏡クリニック 野々市中央院
院長 中村文保